時代的なものなのかホットロードを思わせるような
【いくえみ綾・80's☆みずみずしい少女マンガ】「健ちゃん 苦しいです 毎日が 小さな「好き」の積み重ねなんです」―美術部の奈緒は、親友・明世の紹介で陸上部の健ちゃんを絵に描くことに。「跳ぶ人」の美しいフォームに…優しさに、笑顔に、奈緒はどんどん心惹かれていく…。 恋をしてどんどん鮮やかになる世界―きらめく恋の第1集。
自分の生まれた頃の漫画なので、理解できなくても当然だとは思うんだけど、
「学校の先輩」とか「部活を見に行く」とか、自分の人生で二度とないであろうシチュエーションにはついついときめいてしまう!時代を超えて女子の心をつかむいくえみ男子。
「毎日が小さな「好き」の積み重ね」と言うとおり、別に学校の王子様でも、転校生でもなければ魔法も記憶喪失も双子もいなくて、この時代を生きていた人の「昔の忘れられない恋を覗き見している」ような感じ。苦しくも美しい、記憶の中の人というか。
ただ好きでいるだけのことが、難しいこともあって。
憧れだった先輩カップルの最後の手紙は読んでいて苦しくなる内容でした。
健ちゃんが全てになってしまって「いなかったら書けない」といい出す奈緒に困惑する健ちゃんの気持ちもわかる!親友と同じ人が好きだと気づいたとき、彼の友人に好かれているとわかったとき、お互いがすべてになりたい/なりたくない…少女漫画らしいエピソードは多く、「あーいくえみ作品ならこのあたりで別れちゃうのかな」とか邪推してしまうんだけど、意外にも息の長い(失礼)2人。
それにしても少女漫画で「好きです付き合ってください」って言わせるのが定番になったのはいつからなんでしょう!昔の漫画ってみんなそもそも告白とかしていないような気がする。
特定の人の漫画しか読んでないからかなー??
(とくに好きな場面。ここから付き合い始める、のかな?)
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