普通こそが幸せ、だと思っていたのに「ふつうの恋子ちゃん」ななじ 眺

さいきん「あるいとう」を読み終わったばかりですが、レビューを読んでよかったのでこちらを先に!

ふつうが一番幸せに決まってる!…と思う。 恋多き母親と、恋無き姉を見て育った主人公・恋子。恋におぼれて辛いのも、恋がなくて可哀そうなのも嫌で、平均的な彼と、平均的な恋を実行している高校生。その「ふつう」な幸せが、学校一のモテ男・剣と関わりだしてから、どんどん崩れていく!?

剣は勉強できて運動できて背も高くて顔も良くて…って普通にマンガ読んでたらおえーってなっちゃうくらいのスペックの持ち主。しかもカノジョは居ない。

今の時点ではどうして恋子にちょっかいかけてくるのか(決してちゃらいわけではない)、本人も含めよくわかりませんが、ついつい構っちゃうって「それって恋というやつでは?(恋子)」x2ってところまでが1巻です。

※こちら2回め


たまたま話すようになって、よく声かけてくるっていうのはわかるんだけど、恋子の実家をバイト先に選ぶあたりからもう剣の思考がよくわからない!自分の気持ちに確信もないのに(しかもこの時点でそこまで仲良くないのに)家まで追いかけちゃう!?


と、ここまで「よくわからない爽やか君」要素満載なのに、キャー!ってなっちゃうのはなんて言ったってちょいちょい出てくるこういうところ!↓


「ふつうでいたいから私にかかわらないで」宣言をした後、遠くから剣を見かけるけどスルーして帰ろうとした恋子。そのとき剣が使っていた水道の水が爆発して「わー!!」ってなったことをきっかけに、かかわらないでいようと思っていた剣に話しかけちゃうわけです。


しかし、しかしこれですよ。

水道は壊れてなかった

きゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

なんて野郎だ剣め!!!!!わざとか!!!!

わざとか!!!!!


ふー


いまのところは、自分がヨノナカの上層部に位置するハイスペック男子で、モテてるのをいいことに女子をたぶらかしては青春を謳歌している高校生男子、という要素がないので、剣からはあざとさとかを全然感じないんだけど、一体君どういうつもりよ!!


天然か!!この小悪魔め!!!


そして本人が無自覚のため、超絶押せ押せされているわけではないんだけど、どこか感じる剣の好意に対して、恋子はこれです。

ハイハイわかるわかる~~ってなるよねこれはw

窓超えての「ついしちゃった」デコちゅーという気になるところで1巻終了。一体どっちが先に自分の気持ちに気づくんでしょうか!(っていうか恋子はもうこれほぼ好きだよね?好きになっていることに気づきながら、これ以上好きにならないように、本気にならないようにしているようにしか見えない!!剣は自分の本能のままになんとなく惹かれる方に寄って行っているの?質の悪い天然め!!成沢くらいわかりやすければいいのに!)


パフェちっく!といいあるいとうといい複数の登場人物の片思いが複雑なので、今後もそうなるかも?1巻の時点では1対1(影が薄すぎる元カレもいるけど)