完全にいくえみ男子にやられている「プリンシパル」「潔く柔く」いくえみ綾

LINEマンガで無料だったのをきっかけに一気に読んでしまった!

例のごとく「どっち派」とかいうのであれば弦派!ですね!

東京の学校でハブられ3人目の継父とはうまくいかず、札幌の実父のもとへ引っ越した糸真。そこで出会ったのは、和央と弦。2人に近づくとハブられるらしいけど、恋に落ちてしまったら仕方ありませんね。


女子とはいろいろあったしなかなか友達できなかったけど

外面じゃなく自分を気にかけてくれる人が2人も近くにいたらそれはすごい財産だよね。


今まで自分たちにあたって砕けてきたたくさんの女の子たちに全く関心なかった和央も弦も糸真との出会いで人間くさくなっていくし、もしかしたら糸真と会わなかったら和央と弓ちゃんもうまくいかなかったかもしれない。


糸真は少女漫画によくある「なんでもできるけど過去にワケありな美女」でも「ちょっと天然で守ってあげたい子♡」でもないけど自分から告白するし、友達とがっつり喧嘩もするし、ひとつひとつ自分の手でしっかりと区切りをつけていくのはカッコイイなと思ってしまう。

どこまでも曖昧に結論を避けてしまう私なので。

「あなたとは付き合えません」という一言をいうのはとてもしんどいし逃げたくなるし察してくれればいいのにと思ってしまうのだけども。


この人はこれを書いていたとき30後半~40歳なのにどうしてこんなに高校生がリアルなんだろう!と思ってしまう。

女子はいつまでも「女子」ってことですかね。

きっと今の女子高生にとって私はすごーくオバサン(オネーサンであれば尚良い)で、高校生の気持ちなんかわからないと思ってるかもしれないけど、少女漫画だって読むし、部活の応援だって行ってやりたいと思ってるわい!(おとなになると逆に簡単にいけるからね)(ラブとかなくね)

由麻は通学電車で痴漢に悩まされている。同級生のスワは由麻を守るため一緒に通学し、2人は付き合い始めることに。だが、由麻は毎朝同じ電車に乗る生物教師の梶間が妙に気にかかり…。


そしてこちらは超複雑なオムニバスのおはなし。

登場人物それぞれがいろんなところで接点を持っています。

いまあらすじよんで「そうか由麻から始まったのか…」とおもいました。ここで梶間か、と。


完璧な人間なんていなくて、一見完璧ヒロインじゃねーか!と言うカンナにも汚い所、ずるい所、見られたくない所があって、人間臭い話だなあと思います。


禄といい伊吹といい、何度も何度も同じ人に告白するってすごい勇気だよね。この年でそんな初歩的な事をまだ言っているとは思いませんでしたが。

愛するより愛されたいくせに追いかけられると逃げたくなるのはなんででしょうね。



ちょっといらないマンガを一通り売っぱらってそれでこの辺買おうかな。所有したくなってきた。実はマーガレット派のくせに実は今までいくえみ綾って全然読んだことなくて。

涼ちゃんとかいろんな人からオススメって聞いて名前ばっかり目にしてたんだけど何故か表紙すら見た記憶が無い…