助けてくれる優しい誰かの優しさを当たり前だと思いたくないの「電撃デイジー」最富キョウスケ

連載始まった当初は確かベツコミ系の単行本に1話ぶんのチラシが挟まっていたなあ、とか懐かしく思い出しましたが、それも2007年のこと。6年かけて2013年に完結したのがこちらです。

何があっても君を守ってあげる――”唯一の肉親・兄を亡くした照(てる)の心の支えは、兄がくれた携帯電話に届く?DAISY(デイジー)という謎の人物からのメール。ある日、照はひょんなことから不良校務員・黒崎(くろさき)の下僕として働くことに。でもこの極悪オトコ・黒崎が実は…!?


後半、事件だ、プロジェクトだ、黒幕だ、とかなりごちゃごちゃして重たくて読むのがめんどくさくなるターンはあるものの、そこは最悪バーっと飛ばしても大丈夫!

基本路線は大切な人をちゃんと上手に大切にしたいって話です。
もっというとかっこいい年上の男の人を守ったり守られたりする話です。


いろいろあってお互いの気持ちが間接的に伝わってしまった結果、告白もしてないのにかなりいちゃいちゃしてます。事実だけを整理すれば学校の用務員さんがただの女子高生のためにここまでしないだろう!という場面は多々ありますが、
まあほぼ付き合ってるようなもんだし、と思って見ていただければ、といったところです。


お兄ちゃんのしかけた仕掛けとか、「こんなんないっしょ」と行ってしまえばそれまでですが、どこまでいってもこれは「マンガ」なので一つのエンタメとして楽しめれば。