なにをもって夢と天秤にかけるのか「アイツとカノジョと魔法の手」しばの結花

全3巻だけど全然物足りない!もっと読みたい!という感じでした。
「美容師になりたい」も「遠恋」も「ライバル」も少女漫画の設定としてはありがちですが、美容師の卵と言うだけあって手が綺麗&服装がおしゃれなので絵面はとても綺麗!(細眉男子は最近みないかもですが言うほど気にならない)

美容師を目指して単身、東京の専門学校に通うアイコ。成績トップの同級生・悠や仲間たちと共に夢を追って勉強の毎日を送っている。ある日、地元に残る大好きな彼氏・慎太郎に会いに行ったアイコだけど――!?
恋に夢にまっすぐに進む青春グラフィティー、第1巻!


以下、箇条書きにて感想文。

  • 1巻は遠距離恋愛中の地元の彼氏とのあれやこれや。別れ話のあとアイコじゃなくて元カレのほうを励ますあたりが好感!


  • そして別れてから身近なライバルだと思ってた悠が気になりだして…!って感じかとおもいきや先に傾いたのは悠のほう。これきっかけにアイコも意識し始めます。別れて弱ってる時に漬け込むなんて!って感じですが!先に彼氏のほうを励ましてるんでやらしくないんですよねー。この時点では悠自身もはっきり自覚したというより衝動的に動いちゃったって感じだし。
  • マンガだったらホントは何かといじわるしてくるはずの澪がほんとうにただの良い子で、よっぽど2人のことを人として大事にしてるんだろうなあと思います。
  • ずっと友だちでありライバルだったから付き合い始めたらどうなっちゃうんだろうという心配もありましたが、変に構えず、仲良しのままで。

アイコ2度めの遠距離恋愛中の模様は詳しく語られませんでしたが、お互いに売れっ子のヘアメイクと美容師として活躍中の7年後も相変わらずでなにより!


パラキスみたいな感じかなと思いましたが、お互いに自分の夢を譲れないことが大前提なので変に迷ったり、「負担にならないかな」「全て捨ててついていこうかな」みたいなやつはなかったように見えます。


なぜかamazonではレビューまったくついてないですが、読んで損はないと思います。